オキナワキノボリトカゲ:78年ペットで持ち込み? 生態系調査やDNA鑑定/宮崎

 ◇調査委、初会合
 日南市油津の津の峰で繁殖し、生態系への影響が懸念されるオキナワキノボリトカゲの調査研究委員会(会長、森田哲夫・宮崎大農学部准教授、13人)が5日、同市役所で初会合を開いた。


 委員会は、は虫類専門学者や県、市の職員、住民代表らで構成。油津地区区長会長の古澤末紘さんが「キノボリトカゲは78年ごろ、日南市の漁船が沖縄に立ち寄った時に、漁船員が十数匹、ペットとして持ち帰り、飼えなくなって津の峰に放したという話を古老から聞いた」と、謎とされたトカゲの由来について新情報を寄せた。
 また、宮崎大農学部の那須哲夫准教授の研究室で、キノボリトカゲのDNA鑑定をすることや、胃の内容物から生態系への影響を調べることを決めた。市職員や学生らによる現地調査以外に、市民の目撃情報も求める。その際は、捕獲よりもカメラつき携帯電話などでの撮影を勧める。
 キノボリトカゲは沖縄から九州本土への国内移住種のため、外国産危険生物の繁殖を防ぐ外来生物法で規制できないのが難点。森田会長は「対策は封じ込めか駆除かしかないが、まずは対策への市民の合意形成が大事だ」と語った。委員会は2年間をめどに活動する。次回は10月ごろに開く。【塩満温】 6月7日朝刊

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