びわ湖トラスト:来月発足 環境情報、発信促す 機器、県と共同利用/滋賀

 琵琶湖環境の研究支援や情報発信を促す団体「びわ湖トラスト」の準備会が7日、県庁で記者会見し、4月発足を正式に発表した。資金を集め、水中探査ロボット「淡探」などの機器を県と共同利用することや環境情報の公開促進、環境教育や市民活動支援などを目指す。暫定代表の板倉安正・滋賀女子短大学長は「琵琶湖の総合診断が必要。いろんな人が調査し、知見や情報を市民に公開する橋渡しになれば」などと思いを述べた。【服部正法】


 同トラストは、県予算の削減で県琵琶湖環境科学研究センターの淡探の来年度の運用が困難になったのを機に、市民や関係者が新たな研究の枠組みを模索し、発起人にはアルピニストの野口健さんや、「ヤンキー先生」として知られる義家弘介(ひろゆき)参院議員ら約250人が集まった。将来はNPO法人化を目指す。
 理事長就任が予定される比叡山行院院長の山田能裕さん(77)は「琵琶湖の水は京阪神にも役立っており、汚れたら生活を脅かす。昔の美しい琵琶湖に持っていきたい」と話した。副理事長予定者の旅行作家、西本〓枝さん(62)=兵庫県西宮市=は「琵琶湖の問題は滋賀県だけでなく、淀川流域住民全体の問題」と強調した。
 事務局長の山内陽子さん(51)は「地球温暖化の進行で、思いも寄らないことが起きる可能性がある。機材の共同利用などで琵琶湖の真の姿を知る必要がある」などと意気込みを語った。3月8日朝刊

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