金魚を無断放流 田辺の岩口池で(和歌山)

 田辺市稲成町、県立自然公園特別地域内の岩口池上流にある観察用湿地で25日、金魚が多数泳いでいるのを管理している市ひき岩群ふるさと自然公園センター関係者が見つけ捕獲した。田辺市は「看板を設置して生物を持ち込まないように呼び掛けている。ペットについては最後まで責任を持って飼ってほしい」と話している。


 同日、関係者が捕獲した金魚は10匹。全長20センチ前後で最も大きなものは26センチあった。体系は細長いタイプや丸いタイプなどさまざま。すべて捕りきったかは分からないが、26日に金魚は見られなかった。
 この湿地ではカスミサンショウウオが産卵したり、カワニナやカワエビ、水生昆虫など在来生物が生息したりしている。金魚は雑食であるため、その多くが食べられてしまう可能性があった。
 田辺市は2004年、工事のため岩口池の水をすべて抜いたことと外来生物法施行を機に、県や地元と協議して外部から生物を持ち込まないよう池周辺3カ所に「この池にブラックバスなどの放流をしないでください」と書いた看板を設置した。
 しかし、06年には同じ湿地に金魚の稚魚数百匹が放され、岩口池ではニシキゴイが泳いでいるのを確認している。

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